公開を楽しみにしていたので本当に嬉しい…関係各位に心の底から感謝!
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時系列的にはTVシリーズ直後とその3年後の物語…ということのようです。
TVシリーズをご覧になっていない方でも十分楽しめると思いますが
世界観やあらすじを軽く押さえておいたほうがすんなり入り込めるかと。
でないと初っ端から「自動手記人形サービスって何?」ってなるし^^;
サラッとセリフによる説明が入りますのでたぶん大丈夫でしょうが。
(手紙の代筆という職業で自動手記人形、又はドールと呼ばれている。)
ストーリーは二部構成となっていて、それぞれ "主人公" がいます。
前半はヴァイオレットが本来の仕事である手紙の代筆ではなく、
家庭教師としてイザベラ・ヨークの元を訪れるところから始まります。
…厳密には始まりは少し違うけど…ネタバレになるからな~^^;
話を戻して。
イザベラが住まうのは良家の子女が通う全寮制女学校の寮の一室。
彼女にとっては牢獄そのもので、父親によって送り込まれた"ドール"を
快く思わず冷たく接しますが、ヴァイオレットのやさしさに触れるうちに
少しずつ心を開いていきます。
ヴァイオレットとの別れの日、彼女は父親によって封印された自分の過去を
明かし、 ヴァイオレットに手紙の代筆を頼みます。
宛て先はテイラー・バートレット…それは生き別れた妹の名前でした。
それから3年後…話の後半部分です。
一隻の船が接岸し、1人の少女が下船しました…古ぼけた2通の手紙を持って。
彼女の名前はテイラー・バートレット。
実は持っていた手紙のうち1通はヴァイオレットから送られたもので
3年前、イザベラからの手紙とともに届けられていました。
「困ったことがあったら私を訪ねてください」という言葉を頼りに
差出人のヴァイオレットが住まうC.H郵便社を訪ねてきたのです。
「私をここで働かせてください!郵便配達員になりたいんです!!」
テイラーは姉と別れた後、孤児院で生活をしていましたが
そこを無断で抜け出してきていたのでした。
テイラーはまだ幼くて文字の読み書きができなかったのですが
ヴァイオレットの助けを借りながら文字を覚え、配達業務をこなしていきます。
「ねぇね(=イザベラ)のことを覚えていないけど、手紙は残っているもの」
と言うテイラーに、ヴァイオレットはイザベラへ手紙を出すことを提案し…
以上、ネタバレを極力控えてあらすじを書いてみました。
ぼかすのってホンットウに難しいですねーー;
テイラーが郵便配達に拘る理由…これが実に泣けるんだ~
でもってその気持ちがハッピーエンドを予感させるラストシーンへと
繋がっていくのです。
ラストは涙ボロボロ状態でした。4回観て4回とも同じシーンで泣いたもの。
…3回ではなく、4回。
ええ。そうなんです。
公開初日に来場者特典をコンプできなかった私。
実は今日も観に行ったわけですよ…うふふふふ。


ストーリーも良かったですが、やっぱり映像が素晴らしかったです。
さすが京アニクオリティ。ひとつひとつの描写が丁寧と言うか細かい!
今作ではキャラクターの「目の演技」について感想を述べている方が
多いようですが、私もそこは同感!瞼の震えとかもリアルでした。
列車の窓への景観の映り込み、逆に手垢なのか埃なのかで汚れた様子。
下船時のタラップの軋み具合や、上空を舞う白鳥の羽根の厚さとか…
とにかく細部まで拘り抜いて描かれているのがよく分かりました。
効果音も凄かった…歩く場所や靴によって音の響きが全然違うんだもの。
個人的に気に入ったのは船が錨を下ろすシーンですね~
あんなアングルは初めて!迫力もあるし一見の価値ありです!!
観ている側も気持ちが切り替わりました。
来場者特典をコンプリートしたかったというのはもちろんありますが
特典がなくても何度も足を運んでいると思います。
多分、あと5回くらいは観に行くんじゃないかな?^^
来年1月上映予定だった「劇場版」は事実上の延期が発表されましたが
今は無理をせず環境を整えてほしいと思います…
あああ。やっぱりグダグダになっちゃった。。。
文章力なさすぎですみません==;