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4週目だし。

まあ…今回は後章の冒頭7分先行公開がお目当てでしたけどね^^;

あ。入場者プレゼントもしっかりいただいてまいりました。
ヤマト(後方俯瞰)、コスモパイソン、ランベアの"飛び道具"3点盛。
デウスーラを差し置いてランベア…どういうセレクト?
ゲシュ・バールの技術供与を考えると次元潜航艦でも良かったと思うけど。
後章の先行上映を見据えたラインナップなのかな…
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前置きはここまでにして。
後章-STASHA-冒頭7分間の感想を書かせていただきましょうか。
たったの7分間ですが結構な情報量でしたよ!
いきなり神話めいた物語からで拍子抜けしてしまいましたが^^;
あの曲を聞くと2199のオルタを思い出しちゃうなぁ。。。

新型機のコスモパイソンって可変システムが搭載されているのね!
近接戦ではシュッとフォルムをスリムにさせるのか~
さすがにヒト型にはならんのね。別作品になっちゃうし(笑)

土門は第一艦橋に座らされていますが別に何をすることもなく。
激しい戦闘に思わず目を反らし「ちゃんと見ていろ」と言われていたけど
行動を起こした責任をとれ、という意味なのか?立ち位置がよく分からん…
当初は戦術科配属だったし飯炊きの必要もなくなったので
黄色い服のまま第一艦橋に留まることになるのかもしれません。
しかし…旧作での展開を考えると彼の今後は気になりますわ~
ヤーブ・スケルジ技官と仲良くなっちゃったのがフラグにならんことを祈る。
ま、本作は「新たなる~」で終わりそうだから大丈夫かもだけど。

ヤーブ氏は機関室で太助に指示を出していましたね~
「やれる!」と言い切っちゃうし。なんだかんだと有能なんだなぁ。。。
あのヤマトの回頭シーンは迫力があって良かった!

スターシャがヤマト到来を知り"サーシャ"なるカプセルに向かって
「あなたが呼んだの?」と語りかけるシーン。
ん~…やっぱりあのカプセル、守との…?
実際、2199で"守"のカプセルに語り掛けるシーンがあったし
ヤマトを見送る際にスターシャがお腹を触っていたしなぁ。。。
というか…
彼女の実年齢が気になって仕方ないのですが。
デスラーの「大人に見えた」という表現がどうにも気になりまして。
当のスターシャもユリーシャに向かって「幼い」って言っているし。
旧作「永遠に」でサーシャも1年で大人になると言っていましたもんね。
この辺の謎が後章で明かされるのでしょうね。だって副題だし。
ああ。3ヶ月後が待ち遠しい。。。

蛇足。
バーガーさんについて。
ランベア艦橋で喋っている時は微妙にエコーがかかっているので
さほど感じなかったのですが。
今回、古代と会話している時の声がめっちゃケネス大佐だった…

ヤマトよりもハサウェイの続編が気になる。。。(笑)

だいぶネタバレ?

と今日、京都アニメーションさん主催の「お別れ そして志を繋ぐ式」が   
開催されたので、改めてヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝の感想をば。
ずっと記事にしようと思っていてできなかったことを書かせていただきます。
今も一部の映画館で上映されていますが、そろそろネタバレもいいかな~と。

エイミーことイザベラ・ヨークについて
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おそらくご覧になった方の多くが気付いておられると思いますが
ヴァイオレットと出会ったばかりの頃の彼女は恐ろしく姿勢が悪いです。
猫背で体のバランスが悪く、頭に本を乗せて静止することができないほど。
(こういう特訓があること自体、お嬢様学校だな~と思いましたけど☆)

ですが…3か月後にはきれいな姿勢で歩き、ピルエットまでしていました。
家庭教師としてのヴァイオレットの実力のほどが窺えますが
2人の距離が縮まったがゆえの成果なんだろうな~と思いました。
実際、ヴァイオレットはイザベラのお友達宣言以降、
イザベラに対して「お嬢様」呼びをしなくなりましたし。
まあ…少しばかり百合的な雰囲気ではありましたけどね~^^;
一緒にお風呂に入ったり、同じベッドで眠ったりして。
来場者特典「イザベラ・ヨークと花の雨」に「少女同士での恋はいいのか?」
なんて記述もありましたからね~
しかも結びは「僕は君に、恋をしていたのです」だったし…

だからこそラストのシーンが印象的でした。

結婚を機にヴァイオレットと手紙のやり取りをしなくなった彼女は
喪服のような重厚な衣装に身を包んで殆ど外に出ることもなく、
まるで自分を葬り去るかのような生活を送っているように感じました。
が、テイラーの手紙を受け取った後、軽やかな白いドレスを身に纏い
晴れやかな表情で顔を上げ、力いっぱい妹の名を叫んでいます。

白いドレスはヴァイオレットと踊ったデビュタントの思い出に直結するし、
そもそも…ウェディングドレスみたいじゃないですか?…私見ですけど。
デビュタントのワルツシーン

作品冒頭、イザベラはヴァイオレットの姿を部屋の窓から眺めながら
「彼女はどこにでも行ける。僕と違って。」と考えています。
イザベラにとってヴァイオレットは"自由"の象徴でもあるのです。 
そのヴァイオレットが手伝ったテイラーからの手紙。
イザベラにとっては大いなる希望となったのだろうな…

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本作はイザベラとテイラーの物語がメインなので、ヴァイオレットは
2人に寄りそう立ち位置かな?と思いながら観ておりましたが…
実は上映前から気になっていることがありまして。

なぜ劇場版の前に外伝が上映されたの?どちらも新作らしいのに。

憶測ですが、小説版とTVアニメ版のストーリー展開の違いにあるのかな?と。
来年公開予定(※現時点では未定)の劇場版はもしかしたら小説版の展開に
近くなるのかもしれないと思ったのです。
となると「ドールの花道」ネタはかなり意味深だったということになるの?
この問いにヴァイオレットは答えていません。口ごもった風ですらあったな…

ま、実際にはどうなるのか分かりませんけどね^^;

以上、妄想を交えつつのネタバレ記事でございました。
本作をご覧になっていない方にはいつも以上にワケワカランな内容ですね…
すみませぬ。

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

★2019.11.5補足★
「ドールの花道」とは職業婦人であるドール(※手紙の代筆業)が
伴侶を得て引退し、家庭に入ることを意味していました。
ただ、「今まではそれが"花道"だった」というニュアンスで語られており、
どちらかというとドール自身の未来について考えるというシーンです。
同僚が「小説家を目指す」「世界一のドールを目指す」と語っている中、
ヴァイオレットは自分の将来を語ることができませんでした。
…というか、考え込んでいるうちに別の用件が入ってしまった、という感じ?

「エイミー…私も幸せを運ぶ人になりたい」

既に10回以上観ているヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝。
当然ながらあらすじが頭に入っている状態で観ていますので
回を重ねるごとに感動ポイントが少しずつ変わっていくわけですが…

テイラーが発した表題のこのセリフ。
ストーリーが頭に入って初めてとてつもなく"重い"言葉であると感じました。

親に見捨てられエイミーに拾われたテイラーが「選んだ」未来。
きっかけはエイミーの手紙を届けたベネディットでしたが、
手紙を送ったエイミーの心からの願いが叶った瞬間でもありました。

遠く離れていても、どんなに時間がかかっても、強い思いは必ず通じる。
それを手伝うのが自動手記人形と郵便配達人の役割。

…思い出したら泣けてきたわ。。。

というわけで。
本日4週目公開を迎えるヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝を観てきました。
繁忙期ですが、すでにストーリーが頭に入っているので気分転換になるのよね…
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今週の来場者特典は特製色紙。ヴァイオレットが薄く微笑んでいます。
「僕の人生は何もない」と人生に後ろ向きなイザベラ(エイミー)と
目を輝かせて「郵便配達人になりたい!」と宣言するテイラー。
姉妹の視線がそれぞれの心情を物語っていますな・・・

来週はいよいよ公開最終週。
せっかくなので京都まで足を延ばそうかな。。。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝‐永遠と自動手記人形‐ ~ややネタバレ?篇

公開2週目を迎えたのでそろそろ書いちゃっても良いよね?
TVシリーズを観ていないので制作者サイドの意図から外れている可能性も
多分にありますが、私なりの解釈をぶっちゃけてしまおうかと。

かなり内容に踏み込んでおりますので、
これからご覧になる予定で「ネタバレは避けたい」という方は
ブラウザを閉じてくださいませ。当方は一切責任を負いませぬ。

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

先日UPした記事でも触れましたが… 
この物語は生き別れた姉妹の姉篇(前半)、妹篇(後半)で構成されて
いますが、実は映画の冒頭は妹篇から始まっています。
妹・テイラーが船に乗ってヴァイオレットの元に向かっているシーンで
そこから回想するような形で姉篇のストーリーに入っていくという流れ。

実はこの冒頭シーン、物語の核となっている要素が結構あるんですよね…
観終えた後でたくさんの伏線が張られていることに気付きました。

青空に手をかざす仕草、鞄から取り出されたボロボロの手紙。
そして着岸前にテイラーが呟いた言葉。

冒頭シーンではテイラーは喋っていません。ゆえに何を呟いたのかは不明。
初見では「着いた」という趣旨の言葉を発していたのかな?と思いましたが
観終えた後で「ああ…『魔法の言葉』を唱えていたのね」と思い至りました。
手のひらを空へかざす行為にも意味があったようです。
もっとも、この時の彼女は無意識にやっていたのかもしれませんが。

ちなみにテイラーはこの時点ではまだ文字を読めないので
「ボロボロの手紙」も当然ながら自分で読むことができません。
が、孤児院のシスターから何度も読んでもらっていたため内容を覚えていて、
自分にとって大事なものだと感じていたようです。

姉と生き別れてから3年を過ごすうちに、彼女の中で手紙の存在が
どんどん大きくなっていったのかもしれません。
だからヴァイオレットの元へ行こうと考えたのかも。

ここから時間は3年前に巻き戻され鉄道駅のシーンへ。
ヴァイオレットが任務先であるイザベラの向かう様子が描写され  
任務を完了してイザベラの元を去るまで時系列で話が進んでいきます。
途中でイザベラの回想シーンがちょこまかと入りますが、
イザベラが“イザベラ”ではない=エイミーだった頃の話なので
頭を切り替えやすいかと。いろんな意味で別人ですし。

そもそも前半のイザベラの話は後半への伏線という要素が強いかな…
イザベラではなく"エイミー"として生きていた過去が重要になるので
淑女としての教育のシーンは割と淡々としていました。
ヴァイオレットは生徒から熱い視線を注がれていましたけどね~
影で「騎士姫様」とか呼ばれていたし^^;

イザベラとの出会いはヴァイオレットを大きく成長させたと思います。
彼女はヴァイオレットにとって「初めての友達」。
TVシリーズでは同僚・アイリスに代わって代筆の仕事をこなした際、
とても事務的に「請求書を回します」と言っていたのに
イザベラからの「お金を払う」には「受け取りたくないのです」と拒否。
しかも妹・テイラーの後見を自ら買って出ました。
結果、テイラーはヴァイオレットを頼って孤児院を抜け出し、
エイミーが言う“復讐”という名の願いが成就することになりました。   
そして同時にイザベラが自ら閉じた“扉”を開くきっかけにもなった…

そんな風に思えました。
とにもかくにも後半部分の伏線が張られまくっている前半部分。
デビュタントのワルツシーンでイザベラが天井を見上げるシーンも
後半部分まで観ると深い意味があったのだと納得できます。
(そこまで?と思うほど丁寧に描写されているのよ…)

そんなわけで、後半は前半部分の伏線回収だらけ(多分^^;)!
また、後半戦の"陰の主役"はヴァイオレットではなく
テイラーが「郵便配達人になりたい」と願うきっかけとなった
ベネディット君。
当の本人は後半冒頭で「毎日同じことの繰り返し。つまんねぇ仕事だ。」
と発していますけどね~^^; 
テイラーと出会ったことで変わっていく様が実に興味深い!

イザベラの元へ手紙を届けた帰りに「俺たちは」と言っていたので
なんだかんだとテイラーの願いを後押ししてくれるんだろうな、と。

この作品で特に印象に残ったのはテイラーの記憶。
姉と暮らしていた時の彼女は、読み書きどころか喋ることもできず
発する言葉は「ねぇね」だけ。あとは感情表現くらい?
だから「ねぇねのことは覚えていな」かったのかな?と思いました。
終盤、イザベラの姿を見て断片的に記憶が蘇りますが
記憶の中の姉は盛んに喋りかけているのに口パク状態。
唯一「おはよう、テイラー」だけセリフが入っています。
朝の挨拶はほぼ毎日聞くだろうし、状況も同じなので
記憶に残りやすかったかもしれませんが、外出時などの会話は様々。
言葉が理解できないテイラーは記憶の紐付けがし辛かったのかも…

て、ここまでくると発達心理学とかメタ認知の分野ですよね。
京アニさんがそこまで追求されていたとしたら…凄すぎるよ!
(人間心理を描く作品が多いのでありえなくもないのよね…)

以上、ややネタバレ?篇でした。
こういう内容はできればリアルで語らいたいんですけどね~
私の周囲にはいないんだよな…旦那も関心なさそうだしーー;
長文すみませんです。

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