3週間限定公開の最終週だったので慌てて観てまいりました。

コロナ禍で制作予定だった映画が撮影中止になったのがきっかけで
本作品が誕生したようです。
出演予定だった2人の俳優がインタビュアーとなり
コロナ禍中のエッセンシャルワーカーや様々な立場の人たちの声を拾うという
ドキュメンタリー風の作品でした。
が…私の頭が悪すぎて趣旨がイマイチ理解できなかったーー;
業種でいえば私もエッセンシャルワーカーに分類されますが
本作品に登場した方々とはまるで状況が違います。
仕事が減ったし値引きにも応じざるを得ずと多少苦しい面はありますが
企業自体はコロナ前と変わらず、私も淡々と日々を過ごしています。
だからかな?言わんとすることは理解できても共感できなかったのです。
保育士や介護士、児相の皆様…みなさん大変とは思いますけどね…
コロナの影響をモロに受けた業種もたくさんあります。
飲食店や遊興施設なんてその最たるものでしょう。
映画なんて無くても生きていけるし、そもそも映画館が休業しちゃったし。
だとすると本作はエンタメ業界の方の目に映った「世の中」を切り取った…
ということなのでしょうか。
でも。
児童養護施設の自立支援やいわゆる"ホームレス"の方々の話に関しては
コロナでなくとも存在していると思うんだけどね???
衆議院解散総選挙なこの時期に公開された本作品。
フライヤーによると企画した方は「新聞記者」「パンケーキ~」も
手掛けておられるとか。。。なるほど、作為的っぽい。
…寝よ。
タイトルからして攻めの姿勢ですなぁ。。。
作品冒頭の「甘いパンケーキの中はスカスカ」もですけど。

「新聞記者」ほどではありませんでしたが、観終えた後の嫌悪感たるやーー;
「新聞記者」公開時は選挙戦真っただ中であからさまだな~と思いましたが
本作もまたタイミングを狙って公開されたことがパンフレットに記されていて
口封じだの情報操作だの…どの口が?と呆れ果ててしまったという。
確かに菅総理の答弁には頭が「?」で埋め尽くされることも多々ありますが
何度も緊急事態宣言が発出されることを無能だと斬り捨てるのならば
国民のだれもが納得する鮮やかな解決策を示せばよろしいでしょうに。
数年前、安倍総理(当時)が街頭演説時にヤジを飛ばした団体に対して
「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」と返して物議を醸しましたが
(この作品中にも当時の映像が流れました)
演説が聞こえなくなるほどのヤジ…どう考えても妨害でしかないでしょ。
なのに。
野党には主張する場所がない。だから声を張り上げるしかない。
そんな風に正当化されるのはちょっと。。。
説得力のある政策に耳を傾けない国民はいません。バカにしないで!
ラストの「若者よ、選挙に行こう」だけは全面賛成ですけどね。。。
本当はもっと書きたいことがたくさんありますが
政治や宗教関係を話題にするのは難しいです…ブレ幅が半端ないので。
私自身、決まった政党を応援しているわけではないし宗教にも無関心ですが
それはあくまでも「現在は」であって今後もそうとは限らないですもの。
出来レース的な結果が嫌で選挙に行かない時代もあったしなぁ。。。
だらだら書きすぎちゃったので総括。
作品自体は否定しません。ただ、鵜呑みにするのは危険だと思いました。
中立性を保つなんて人間にはほぼ無理。努力はできるでしょうが。
「誰か」の意図を以って制作されている以上、中立はありえません。
その点をご留意の上でご覧になるとよろしいかと思われます。。。
映画館へせっせと通っています。
「エレファント・マン」と「プラド美術館」をようやく鑑賞できました。
「ステップ」は何となく気になって観ましたが…じわじわきました…

「ステップ」は平たく言えば妻を突然失った新米パパの子育て奮闘記。
娘の中学校入学までの10数年間が描かれていて基本的に父親目線。
娘の成長過程(特に精神面)がめっちゃリアルでした。
「エレファント・マン」は1980年公開作品の4K修復版。
以前の状態はほとんど覚えていませんが、映像がとても綺麗でした。
白黒映画ですが色や質感をしっかり感じましたよ~
私が覚えていたのは後半部分だけだったらしく、
前半部分の展開が「???」でした。なんか違うぞ、と。
音楽はちゃんと覚えていたんですけどね…--;
「プラド美術館 脅威のコレクション」は字幕版・吹替版どちらも鑑賞。
最初は字幕版を観ましたが…英語とスペイン語なんですよね。。。
内容は一応頭に入っていたようですが、文字を追うことに必死!!
一方、吹替版は全て日本語になっているので映像を堪能できます。
が…個人的には字幕版推しかな?
ナビゲーター(※英語)のジェレミー・アイアンズ氏は俳優さんで
とても聞き取りやすくて綺麗な声の持ち主。
途中途中で入る学芸員さんたちのインタビューはスペイン語で
これがもう全然わからないのですが(泣)
口調や表情に収蔵品への愛を感じることができるんです。
吹替だと理解はできても共感し辛いというか…ん~説明が難しい。
決定的なのはナビゲーターの吹替が個人的にダメだったことかな^^;
(聞き取りやすいけどアイアンズ氏の姿にはちょっと…ーー;)
字幕版は画家さんの名前が頭に入りやすいというメリットもあります。
あくまでも私見ですが、これからご覧になる方の参考になれば幸いです。
◆
映画館は相変わらずソーシャル・ディスタンスな座席配置。
客が自由に席を移動しないよう、椅子にテープが貼られていました。
(7月26日、ムービックスあまがさきにて撮影)

1つ飛ばしまで回復したと思っていたけど…上の座席は感覚が広い?
(撮影したのは上から2列目)
そういえば。
No More 映画泥棒 の映像が新しくなっていました!
アクションムービー状態です。
路地や屋上を走り回るカメラを回転灯警察が追いかけるという。
ボップコーンと炭酸飲料も呑気に外カフェしています(笑)
いろんな作品を切り取った「映画館へ行こう」映像も流れていますが
全ての作品を言い当てられる人…いるんだろうな~
ジブリ作品は現時点で「風の谷のナウシカ」を2回、
「千と千尋の神隠し」を1回観てまいりました。
やっぱり映画館の音響は良いな…自宅DVD鑑賞であの迫力は無理!
月次決算が終わったらあと数回観に行こう♪
作成者: がんちゃん
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命をかけた願いが、どうか教育現場に伝わりますように。
そう願って今も活動を続けている方々がいらっしゃることを知りました。
即ち、自ら命を絶った彼の切実なあの願いはいまだ叶っていない。
「葬式ごっこ」
こどものいじめに教師までもが加担した衝撃的な事件。
"さようなら"の色紙は今もハッキリと記憶に残っています。
あんなに手の込んだ悪意を私は他に知りません。
が…あれから34年経った今、当時の教師が語ったことは
「老後は静かに暮らしたい」
「あんなに思い詰めるとは思わなかった」
…と、どこか他人事。
1人の命を奪っておいてなお、自分に責任は無いと言わんばかり。
この教師に言ってやりたい。
「あなたは殺人犯です」と。
そして、事件が忘れられない私もまた被害者の一人だと。
神戸の教師間いじめの話を知った時に改めて感じましたが
教師ってお勉強的な知識はあっても人間的にどうよ?という人が多い…
そんな人たちが人間を育てているのか。。。
教育現場からいじめも自殺も無くならないわけだ~…納得。
数年前に放送されたNHKのドキュメンタリー番組で存在を知ったっけ…
現時点で3万人もの方々がこの場所を訪れておられるとか。

映画「風の電話」を観てまいりました。
東日本大震災の津波で家族を失い、広島の叔母に引き取られた少女・ハルが
叔母が倒れたことをきっかけに故郷の大槌町を目指す…というストーリー。
ヒッチハイクを繰り返すうちに震災で妻子を失った福島出身の森尾と出会い、
お互いに境遇を重ねながら生きることの意味を見出していく…
そんな感じかな。
台本は一応あるようですが、基本的にアドリブで演じられているためか
リアリティがすごいです。
最後に辿り着いた「風の電話」でのハルのセリフは圧巻でした。
淡々と"おしゃべり"しているだけなんですが、これがもう"普通"すぎて。
心にじわじわくるんです。泣きそうになりました。
セリフ以外にも挨拶できないとか、渡し船に乗るのを躊躇するといった
ハルの言動がいちいち気になり、ハルに寄り添うように観ていました。
映画というよりドキュメンタリーを観ている感覚だったな。
東日本大震災の発生から間もなく9年。
私にとってはあっという間でしたが、被害に遭われた方にとっては
一体どんな9年間だったのでしょう。。。
3月には福島第一原発を題材にした「フクシマ50」が公開されますので
そちらも観に行く予定です。
JR神戸駅とハーバーランドをつなぐ地下通路・デュオこうべ。
階段を下りたあたりに人だかりができていました。

みなさんの目線の先には…ピアノ。

誰でも自由に演奏できるストリートピアノ。
ここに設置されてから1年くらい経ったのかな?
ストリートピアノといえば思い出すのはNHKの"ドキュメント72時間"。
宮崎のとある商業施設の屋外に設置されたピアノに触れる方々の様子…
とても印象的でした。
もしかしてピアノの設置はあの番組がきっかけだったのかな?
実際、放送直後から全国各地で設置の話を聞きますものね…
常設だったり臨時だったりと形態はさまざまなようですが。
閑話休題。
私が通りかかった時には男性2人が続けて演奏されていました。
お二方ともお上手で通行人が足を止めて聞き入っていました。
ピアノは誰でもご自由に演奏できますが、ここで演奏するとなると
相当な度胸が必要な気がします。
私は無理だわ~「ねこふんじゃった」くらいしか弾けないーー;
皆様がピアノの演奏に酔いしれておられたせいか、こちらは珍しく人気なし。

"天使の羽根"。このパネルの前に立つと羽根を生やした写真が撮れます。
設置されたばかりの頃は行列ができるほどの人気スポットでしたが
さすがに設置から2年近く経つと通路の一部になってしまうのかもね^^;
しばらく眺めていたら…おお。小さな天使が。

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
本日は旧暦の元日。神戸中華街にも足を延ばしました。
が… なんだか例年より人が少ないような気が。
南京町広場はさすがに人が多かったですが通行できないほどでもなく。
急に冷え込んだせいだからか、それとも…例のウィルスのせい?



明日も外出予定。
ですが…歩き過ぎて足が痛いし、動くとコルセットがズレまくるので
お籠りしちゃうかもしれません。天気も悪そうですしーー;
まあ…明日は明日の風が吹くさ~。。。
作成者: がんちゃん
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1976年冬季五輪の覇者、ジョン・カリーの記録映画。

「男子はダイナミックなスケーティングであるべき」という概念を覆し
現代に続く芸術性を確立させたパイオニア。
彼が現役選手だった1970年代のジャンプ技術は現代のレベルに及びませんが、
トリプルやダブルアクセルを華麗に決めている映像が残っていて、
彼の技術力の高さに「すごい!」の一言しか出ませんでした。
(現代でいうところの4回転ジャンプを決める感覚ではないかと思われ)
特に"ムーンスケート"は技術力と芸術性…表現力が遺憾なく発揮された秀作で
ため息がでるほどの美しさでした。
フレディ・マーキュリーと同じくAIDSで他界したジョン・カリー。
当時は同性愛が流行っていたのかしら…???
観に行ってまいりました。
12歳で筋ジストロフィーの診断を受けた鹿野靖明さんの半生を描いた実話。
「あの人の我儘は命がけなんです!」
劇中のこの言葉が象徴しているように、彼は自身のハンディに対して
悲観的にならず、ひたすら人生を楽む努力した人のように思えました。
彼の要望は人によっては"我儘"と捉えてしまうかもしれません。
だけど500人ものボランティアが彼を支え続けたことを考えると
単なる「我儘な人」ではなかったことが窺い知れます。
彼の母親の元には彼の死後16年が経過した今も当時のボランティアたちが
集うとのこと。愛すべき存在だったのですね。。。
うだうだ御託を並べてもこの映画の真髄は伝わらないかな。
気になる方はぜひご覧になることをお勧めします。
筋ジスのみならず "障害者" と定義づけられる方々、更には命について
自身のスタンスを自問自答する良い機会ではないかと思いました。
私も悔いのない人生を全うしたいです。。。