コロナ禍が憎い!と思ってしまいました。
字幕が出ているのに歌えないとか…生殺しにも程があるよ(怒)


犬王。
通常版・字幕付きコメンタリー版・字幕付き特別音響版と3回鑑賞しました。
アブちゃんさんの歌に圧倒されます。声域が広いので表現が凄すぎる!!
時代は南北朝終焉期の日本。
物語そのものはかなり重いです。血生臭い描写も出てきます。
正気を保っていられるのはおそらく圧倒的な歌唱力に魅入られるから。
「その時代にそういうエンターテイメントをぶち込みますか?」
思わず突っ込みたくなるシーンも割とあったりしますが。
さりげなく当時でも再現可能な描写があったりして細かい演出に感動。
…まあ…「それは無理でしょ」なモノもちょみっとあるけど(苦笑)
犬王のパンフレットが欲しいけど…売切れているんですよね~悲しい。。。
毎年、この時期になると繰り返し聞かされた言葉。
以前も書いた記憶があるけど remember ではないんですよね…
決して忘れてはいけない。
だけどそれ以上に「二度と起こってほしくない」の気持ちが強い。
長々と書いてしまいましたが…昨日観た映画はこちらでした。
「長崎の郵便配達」(原題:The Postman from NAGASAKI)

P・タウンゼント著・長崎の郵便配達(The Postman of NAGASAKI)を元に
著者の娘であるイザベラの目線で綴られるドキュメンタリー風作品です。
本作のモデルは16歳の時に郵便配達中に被爆した故・谷口稜曄(すみてる)。
被爆し真っ赤にただれた背中の治療を受けている少年の映像は有名ですが
それが彼だと知ったのは随分後になってからでしたっけ…
今作でももちろん紹介されています。何度観ても痛々しい。。。
これまでも様々な形で原爆や被爆者について知識を得る機会がありましたが
本作は著書そのものではなくそれを読んだ娘の視線を通しているせいか
"no more"の精神が強く表現されていたように感じました。
原爆や被爆者について学びたい方への入門編にいいかもしれません。
今日は広島原爆の日。あれから77年も経ってしまいました。
ウクライナ情勢で世界が揺らいでいる今こそ観てほしい作品だと感じました。
この映画の原題は“The Postman from NAGASAKI”。原作小説と若干異なります。
原作は谷口さん自身の物語。映画はそこから着想を得た作品…という意味かな。
蛇足ですが少し気になったので。
(さらに蛇足:谷口さんの被爆体験を語り継ぐ=郵便配達としたのかな、と。)