小学生~高校生の頃に集めた本の中から、
実家を出るときにこの2冊だけ持ってきました。
原爆投下から70年を迎えた今日、久しぶりに読み返しました。
両親や兄弟、周囲の人たちの死に様が淡々と綴られた文章は
悲しみと健気さと祈りに満ちていて、命の重みを訴えてきます。
幼い頃に人の生き死にを当たり前のように目にしていたなんて。
私も小さい頃、祖父母や父親から佐世保空襲の話を聞いて育ちましたが
何度聞いても、想像を働かせても理解できないというか…
考えることを拒否してしまいます。
戦争の話を見聞きするたび、ただ漠然と生きている自分が嫌になります。
そんな風に生きていることこそが平和の証しなのかもしれませんが。
もっと大事に生きていかないとね。