忘れないようメモしたのに、後から見直したら何これ?状態に陥った
アレです^^;
あかねさす(加藤千恵/河出書房新社)
新古今和歌集から選出した22篇をそれぞれ現代版ストーリーに転化、
最後に短歌で締めるという、なかなか斬新なスタイル。
内容は恋物語がメイン…ですかね(←苦手^^;) 更に言うなら片恋多し。
まあ…和歌は恋愛絡みの内容が多いからねぇ…
帯にも「せつないラブストーリー」って書いてあったし(あ。帯を写すの忘れた^^;)
とはいえ、苦手意識を差っ引いても、共感できたかどうかは…どうなんだろ?
22話全て読み切りでそれぞれのストーリーに関連性はないと思いますが
(※但し、1話だけ後日談のような形で同じ主人公が出てくる話があります)
何と言いますか…話の構成がよく似ているものがチョイチョイ出てくるのよーー;
思わず「男女の視点を変えているんか?」と読み直すこと、数回。
でもって、1話1話読み終えるたびにじわじわっと湧きあがるのは
「もどかしい」「じれったい」
果てには
「イラつくぅ~!!」 ←え。
「ああ、そういうこともあるかもね~」と思いながら読み進めていても
最終的には「え?そんな結末で良いの??信じられん!」となってしまうのです。
改めて思ったこと。
私に恋心を持て余すような繊細さは無いらしい(泣)
と言いつつ、ストーリーを踏まえて詠まれた短歌の中には、
気に入ったものが何篇かありました。
ストーリーありきの短歌なのに、本編はダメで短歌OKって…一体どういうこと?
う~ん。。。
自分探しの旅にでも出るか?==;
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こんなレビューを投稿しても良いんだろうか?と思いつつ書いておりますが。
読みやすい本ではあると思います。
巻末の解説にて「感覚的に描かれている」と記されていましたが
脳内での映像化は確かに楽でした(※私は「映像読み」する性質です)。
他の方の感想もぜひ伺いたいところ。とりあえず妹宅に送りつけようっと^^