現在、我が家には「星の王子さま(サン・テグジュペリ作)」が3冊…^^;
これまで持っていたのは右の2冊。
いずれも小さい頃から親しんできた内藤濯さん訳のものです。
今回購入したのは、河野万里子さんという方の訳書(新潮文庫)。
カバーに金色が使われていてきらきら。凝っているな~♪
訳書なので本筋は同じ。 …結末が変わっていたらビックリを通り越して怖いですが^^;
河野版はいかにも現代語という感じ。なにしろ考え込まなくて良いんですもの(笑)
対する内藤版は1953年(昭和28年)に第一刷が出ているせいか
言葉や言い回しがやや古めかしく、意味を掴むのに少し苦労した記憶があります。
例えば、
目方(=体重) とか
「おとうさんは、どのくらいお金をとっていますか」(=収入の質問) とか。
そういう意味では河野版は現代語そのもので非常に読みやすかったです。
内藤版で意訳しすぎて省略された文言もしっかり書かれているようですし。
が…ちょっと文章が冷たいような印象を受けました。
生真面目に翻訳しました!な雰囲気がバシバシくるような感じ?
でもって、王子さまの年齢が少し上がったような。
内藤版は言い回しが“やわらかい”ので全体的にほわほわした印象ですが
河野版は現実に引き戻されそうな感じ。
あくまでも個人の感想だし、人によって感性が違うので何とも言えません。
が…
私の好みは内藤版ですかね。読み慣れているせいも多分にあるとは思うけど。
星の王子さまの訳書は他にもたくさん出ているようですので
見つけたら読み比べてみようっと♪
コメント
おおう。
うちにあるのと同じのが一冊…(右上・ケース入りの)
もうひとつ、ポプラポケット文庫刊のもので「谷川かおる」さんの訳のがありました。
谷川版は、比較的バランスの取れた訳なのではないかと…あたしは感じました。
子供には難しい言い回しでも、オトナになってからじわじわくるものってありますよね。
やっぱり一番のツボは「一番大切なものは目には見えないんだ」かなぁ???
サン=テグジュペリは、その生き様や最期を思うと・・・
彼自身が「星の王子様」そのものだったんじゃないかと思いますよねぇ。
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☆みもー様
そういえばみもーさん宅にもありましたよね~ゆうちゃんの本棚だったかな?
普段読むのは新書サイズで、ケース入りは年に1,2回開く程度です。
たま~にあのイラストをじっくり眺めたくなるんです。癒しアイテムのひとつ。
谷川かおるさん版も読んでみたいな…探してみます♪
大事なものは目に見えない…砂漠の井戸のシーンですね。
私も大好きです。
だいぶ前に行方不明になったサン=テグジュペリの飛行機らしきものが
ジャングルで発見された…というニュースが流れた時、
なんとなく現実に引き戻されたような、実に奇妙な感覚を覚えました。
この物語に登場する“僕”は彼自身なのだとなぜか自然に思っていたので
“僕”は実在したんだ…などと妙なことを考えたりして。
でも…言われてみれば彼自身が王子さまなのかもしれません…
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そういえば娘に買ってあげた事あったっけね。
・・・ どうなんだろ? 今でも持っているんかな?^ ^;
読んであげた事もあったような気がするけど・・・
随分昔の事だから、忘れちまったい!!><
フランスの本でしたっけ.. (;^_^A
! そうそう、フランスと言えば早希ちゃんが訪れているのがフラ・・
ヤメヨウ・・・ まだ「脱線」だとかナンだとか言われそうだわ(;^_^A
でも、そっちの方が沢山話す事あるんだよなぁ~(笑
言い回しね!
戦後間もない頃は「大らかな時代」でしたからねぇ~
放送禁止用語じゃないけど、今じゃ「差別用語」だとかって
使われなくなった単語.. いっぱいありますね。
例え・・ あ! 書いちゃマズイか^ ^;
昔のは「大らか」だったから、表現が暖かく感じるんですかね。
それと ↑ だから 想像力とかが豊かになるんじゃないですかね。
今の表現だとキッチリ・バッチリやってくれているから読み手側からすると
ある意味、ちょっと冷たく感じられるのかもしれませんね。
しかし、何故に3冊もあるん? (;^_^A
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☆Shin様
我々が小さいころ、TVアニメーションが放映されていましたよね^^
「あたま~の~ま~う~えに 星が~ あ~る~」というOP曲の。
EDは全く覚えておりませんが(笑)
作者はフランスの方ですね。が…言われてみて「そうだった」程度の認識。
通貨単位がフランであること以外、国を思い起こすような表現がないので
気にしたことが無かったんでしょうね。当時は私も小さかったし。
…まあ…その脱線はポイッとさせていただくとして(笑)
真面目に付きあったら記事の内容から遠く離れるじゃないのさ!
さすがにソレはちょっと^^;
「禁止用語」系の話は…この作品では特に… あ。あるかもしれない(滝の汗)
過剰に反応しかねん団体さんとかありそうです。
某長編アニメ映画で煙草がどうのと噛みついたようなレベルのものなら。
そういう過剰反応そ差別意識の表れとちゃう?と思う事も多々。
て。これ書き始めたら本気で脱線するのでこの辺でやめときます。
内藤版も口語体をとっているので、読みやすくはあるんですが
微妙な言い回しや言葉使いが現在と若干違っているようは印象があります。
記事に書いた収入に関しては、当時はズバリ聞くようなことではないという
気遣いや遠慮を含んだ言い回しになっていると思いますし。
確かに「大らか」という表現がしっくりくるかな~
なぜ3冊と言われてもーー;
河野版1冊、内藤版2冊でしょ?
内藤版は最初、新書版を購入したのですが、その後ハードカバーを見つけて
思わず手が伸びた…と。本当はハードカバーが欲しかったので^^
ちなみに今後も増殖予定。だって、別の方の訳書も読みたいも~ん♪
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