爆弾低気圧の通過で帰宅困難者の発生が懸念された首都圏。
実際には多くの企業が社員を早めに帰したため、大きな混乱はなかった模様…
それを評してマスコミが盛んに表題のセリフを乱発しているわけですが。
ま、そういうところもあるでしょう。
去年は大震災、台風と頻繁に自然災害に見舞われた日本。
そのたびに帰宅困難者が出ていたのだから、反省するのは当然のこと。
でもな~
あんまり連呼されると天邪鬼な私はこう思ってしまうわけです。
「自然災害ってこれまで何度もあったし、その都度ちゃんと乗り越えているでしょ?」
未曾有の大災害から1年。
あまりにもインパクトが強すぎて「改めて考えました」的な認識になっているのかな…
もちろん、震災や台風被害を教訓にした企業さんは多いと思います。
ただ、「危機管理に対する意識がようやく芽生えた」的な表現は過剰反応かな…と。
私にとって今もトラウマ的単語があります。
「平成不況」
「100年に1度の大不況」
派遣切りに遭い、求人倍率が50倍を超える状況で必死に就活していたあの時。
政治家が安易に連発するこの単語は「イラツボ」以外の何物でもなく。
まるで得意気に流行語を使いまくるミーハーみたいに思えました。
本気で苦しんでいる人間は、そんな言葉は絶対口にしない!と思いましたよ…
状況は違えども、どちらも本来はとても重い言葉のはず。
言葉を覚えたての子供が嬉しげに連発するかのような扱いにはしないでほしい。
まあ…私見ですけど。